電動ガンのスイッチ磨耗対策の1つとして、格安なショットキーバリアダイオード(SBD)を使った製品、例えば NSAe-Shop 楽天市場店 さんの「ホビー」コーナーで揃えられている各種対応製品などやブログなどで紹介されている自作品など数多く存在しています。また使用する(SBD)も色々な規格のモノを使用してたり、選ぶのに迷うところです。。。っと云うのも電動ガンに使用しているバッテリーの電圧などに因って(SBD)の選定が必要だからですね。無難に電圧/電流の高いバッテリーまでカバーしたいと成ると(SBD)の外径も、其れなりに大きくなり、特にリードタイプの(SBD)だと取り付けスペースへの取り回しが難しく成る事も有りますし…最近では表面実装部品の(SMD)…チップタイプを使う事によって小型化し取り付けがし易く成っています。。。また市販品や自作品では、チョッとだけ調べた感じだと(SMD)だと入手し易い40V/5Aの“SK54”が多い様です。勿論!ピーク繰り返し逆電圧が40Vで5.0Aの大電流までカバーしているから、ほぼ全機種対応でしょうか。
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…で、ほくが使用する(SMD)の(SBD)は海外通販で購入した“SS510”と云うモノ、これはリードタイプの(SBD)でお馴染みの“SR5100”と同等の規格で、ピーク繰り返し逆電圧が100Vで5.0Aの大電流、高サージ耐量の表面実装用部品です。

ショットキーバリアダイオード【SS510 SMB】の規格
○直流電圧(VDC):100V以下
○交流電圧実効値(VRMS):70V
○定格ピーク繰返し逆電圧(VRRM):100V
○順電流(IF):5.0A
○ピーク順電圧(VF):0.85V(5A)
○サイズ:縦(約)6mm 横(約)7mm 高(約)2mm




線材は線外径が(約)1.5mmの12芯を使用します。
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共晶ハンダを使ってハンダ付け。


モーター側のビス(マルイ製EG1000)にも付けられる様に、丸型圧着端子は“R1.25-3”を使います。
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端子を圧着したら、圧着部分にハンダを流し強度を高めました。また線材をハンダ付けした(SBD)本体の部分にはハンダ付け状態と極性の確認がし易いように透明の収縮チューブを被せ保護します。


それでは製作した(SBD)で摩耗対策が出来るかモーターとバッテリーを使って実験します。使用したモーターは要らなくなった中華製の“強 力 甩 机”。バッテリーは“Mi-MH 8*2/3A 1100mAh 9.6V”で、ノーマルで多く使われている 7.2V、8.4V、9.6Vの中で一番電圧が高く、高サイクルに成る9.6Vを使う事によって(SBD)に負荷を増やしスパークの状態を見ます。
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実験結果は一目瞭然です。端子表面の黒いスパーク痕を見ても判るように、高サイクルの9.6V電圧でも可なりのスパークが抑えられています。ショットキーバリアダイオード(SBD)を付けるだけでこれ程の効果が得られ、接点の寿命が延びるなら絶対にお勧めですね。。。因みにこれも実験ですが…(SBD)をモーターに取り付ける際、極性を間違えて電気を流すとショートして加熱し(SBD)から煙が上がり一瞬で破損し、ハンダ箇所やコード被膜なども溶け、怪我や事故などの原因に成る可能性が有ります。極性を反対に付けると危険なので取り付けには充分気を付けましょう。。。


取り敢えず線の取り回しが出来る長さのM4系を作りました。
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見た感じも他の方の自作品や市販品と同等の出来栄えかと思います。。。…が!これでは普通過ぎて面白くないので下記の通り工夫をしてみます。この方法は現在ネット検索してみましたが見当たりませんので、お・そ・ら・く・初公開に成る加工かと思います。。。


上記の一般的な加工方法と違って、圧着端子の加工やハンダ付けに手間は掛かりますが、(SBD)の様な部品はパターン ギャップ(配線間距離/絶縁距離)によって、耐電圧に影響が出るので配線は短いほうが良いです。なので下記の加工方法「タイプ1」及び「タイプ2」は最良かと思います。
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じゃ~ん。「タイプ1」。電動ハンドガンへは取り付けられませんが、“EG1000”などのモーターへは最短の配線に出来ますね。。。


赤色収縮チューブが被っている圧着端子はモーターのプラス(赤色)に接続します。勿論、黒線の末端はモーターのマイナスに接続です。このサイズなら楽に取り付けられるガンも多いと思いますが、ハンダ接合の補強保護をしているのが収縮チューブだけと弱い部分に成る為、モーターへ取り付けるまでは慎重に扱わないといけないリスクが有りますけど…
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最後に、最初に加工した一般的なモノと並べてみました。どちらも小型なので用途にあわせて使い分けようかと思います。。。


参考に…中華製のM4へ取り付ける為、マイナス線の長さを決め、丸型圧着端子を付けます。
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「タイプ1」は小型ですが、(SMD)の圧着端子がモーターの外径から少し食み出しています。。。もう少し改良したいと思います。


ただ、G&P製のモーターに取り付けるにはこの「タイプ1」が良いかと思います。取付方法はエンドプレート上の支柱にネジが切って有るので、ココを利用し(SBD)の圧着端子を固定します。
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(SBD)の圧着端子は真直ぐのままで、マイナスコードは短くしました(少し短過ぎた(汗))。。。追加の固定ビスは適当に手持ちのM2×4と平ワッシャーを使いました。ワンサイズ下の丸型圧着端子 1.25-2 でも有れば平ワッシャーも要らないし全体にもう少しコンパクトに仕上がりますね。。。


…っと云う訳で、マルイ製のモーター EG1000などに最適な取り付けが出来る様に「タイプ2」の制作をします。
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モーターを観察しブラシ部分の上に丁度良いスペースが有るので今度は、(SMD)を加工した圧着端子に向かって横付けしてみます。


マイナス配線の取り回しを考えて長さを決めて完成。
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「ノーマルタイプ」と「タイプ1」、「タイプ2」の比較。。。


「タイプ2」をモーターへ取り付け…
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M4に取り付けてみましたが、シンプルに取り付けられました。。。


次に配線の取り回しが、し難いAKです。取り付けたのは以前の記事「中華製 電動ガン - Cyma Full Metal Tactical AK Assault Rifle AEG (CM.040I - Black)」で載せた“タクティカルAK”に…。(※記事へ追記しました。)
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AKへの「タイプ2」取り付けは画像の通り、短い配線で EG1000Sハイトルクモーターのエンドプレートとモーターホルダー内に収まるので、自分で云うのもナンデスガ…とても完成度が高いかと思います。。。


が!しかし、まだ不満が…圧着端子に対してマイナスコードが上から出ている為、ハンダ付けをした(SBD)電極との取り回し負荷が少なからず掛かる可能性と見た目も飛び出ていてスッキリしないので、マイナスコードを下から出す変更と各部品の位置調整などを見直す改良をしました。
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こうする事でモーターのエンドプレート上面はフラットに成り、マイナスコードの取り回しの負荷も更に抑える事が出来ました。。。


これで「タイプ2」は完成です。この「タイプ2」の(SBD)ならモーターの種類は別として、ほぼ全ての電動ガンのモーター収納スペースにシンプルに収まるかと思います。 
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ヨシッ!!! 量産して販売でもするかなぁ~(笑)



      


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2015.02.19 Thu l 電子工作など l コメント (0) トラックバック (0) l top

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