一眼レフタイプのデジタルカメラ、“DiMAGE 7”の新モデル“DiMAGE 7i”を更に内蔵メモリ(SDRAM)を64MBに増やし、ほかに画質・スピードなど機能と使い勝手を向上させたハイエンドモデルが国内3,000台限定の価格188,000円で発売されました。
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この限定モデルは“DiMAGE 7i”のシルバー色から一転し、ブラックのレザートーン塗装を採用した“DiMAGE 7Hi”(ディマージュ セブンハイ)です。この頃のニコン・フジ・ミノルタなど各メーカーが採用していたソニー製のCCDに不具合が見つかり無償修理に追われた事は有名ですね。


ぼくの手持ちのデジカメも幾つかこの不具合が発生し無償修理してもらいましたが、何故かこの“DiMAGE 7Hi”だけは不具合が発生せず、他のデジカメを扱うことが多くそのまま収納ボックスに入れたままで月日が過ぎてしまいました。
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ある日、久しぶりにメンテがてら“DiMAGE 7Hi”を取り出してた撮影を始めたところ・・・液晶モニターがモノクロに成り、電源のON/OFFを繰り返しているうちにモニター画面に映し出されている景色が赤と緑の絵の具を筆でグニャグニャ擦ったような物に成ってしまいました。試しにそのままシャッターを切ると上の写真が撮れました。これって例のCCDの不具合が遅ればせながらついに「ソニータイマー」が働きましたよ。


勿論、このCCDの不具合はメーカー無償修理なので安心していたのですが・・・ミノルタって既にコニカに吸収され、コニカミノルタに成り、しかもカメラ事業を終了してケンコートキナに提供されましたよね。しかもDiMAGE 5~7Hiはサポート外だし・・・今と成っては古デシだけど、このまま処分するには納得できずなんとか自分で修理するしかないですね。
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っとは云ってもCCDだけ入手する事も可能ですが、可也高額で取引されているし・・・ここはCCD交換済みの中古かジャンクを手に入れて交換するのが手っ取り早いかと。気長にヤフオクやebayで探した結果、アメリカのebayでCCD交換済みの“7Hi”が「電池室液漏れの訳有り」で見つかりました。国内流通の多い“7i”でもCCDは同じなので代用しても問題ないのですがCCD以外の部品も保持用として欲しかったのであえて“7Hi”に拘りました。因みに送料含め約8千円で輸入しました。


さっそく“7Hi”を分解してCCDユニットを取り出しますが、改造行為の御約束↓↓↓

はじめに…この記事についての注意とお断り
○改造行為はメーカーの保障や修理は一切受けられません。(既にメーカー・サポート終了してますけど・・・)
○この記事を読んで起きた故障・破損・事故・怪我など全ての事柄に保障や責任は負えませんので、同意した上で自己責任と管理でお願いします。


CCDユニットを外すには、フラットケーブルをコネクターから外します。しかし、CCDユニットにはもう一箇所6ピンのコネクターが直にハンダ付けされ、これを取り外すには半田吸取り機かソルダーウイック(半田吸取り線)を使うしか有りませんが、今回は面倒なので6ピンコネクターから出ている配線に元の位置が判るように印を付けニッパーで切り離しちゃいます。
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ぼくの“7Hi”と輸入品のCCDユニットです。輸入品のCCDユニットのアルミ放熱板に“7/5”の日付がマジックで記入され、きっと交換日でしょう。また、ハンダゴテを使っての交換作業の為か、CCD端子と基板部分のハンダ付け部にはフラックスの跡が多く残っていました。


切り離したCCDユニットに残ったコネクターを剥がし、6ピンの端子にハンダゴテを当て加熱しピンセットで抜き取り、抜き取った穴のハンダはソルダーウイック(半田吸取り線)などで除去します。
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本体から出ている印を付けた配線と正常なCCDユニットを直接ハンダ付けします。エアーダスターで埃を飛ばし混入しないように慎重にレンズに合わせます。後はケーブル類・ビスなど元に組み戻せば完成です。


分解された海外版の“7Hi”は全体的に程度が良く、液晶モニターも綺麗なので保管します。
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ケンコートキナのHPで今のところアフターサービスが受けられ、最新ファームがダウンロード出来ます。Ver.1.00j→Ver.101jにアップデートしました。内容は「市販の「SDメモリーカード用コンパクトフラッシュアダプター」を使用可能に成りました」。因みに海外版ファームに日本版ファームは使えません。コダックのデジカメだと一応使えるのにね。


メーカーの事情で消えてしまったデジカメですが何とか無事に使えるように成りました。古い機種ですが、当時としては画期的でメーカー物作りの意気込みが感じられた機種でした。一眼レフ並みの大口レンズは光学7倍ズームのミノルタGTレンズを採用し、焦点距離は28~200mm(35mm判換算時)、F値はF2.8~3.5、マクロはワイド端30~60cm/テレ端25~60cmまで対応し、撮像素子は有効画素数は約500万画素の2/3型原色CCD(総画素数約520万画素)を搭載するなど豪華でした。
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RAW・スーパーファイン(非圧縮TIFF)を含め、新たにJPEG圧縮率約1/2.5の「エクストラファイン」モードを搭載するなど画質に拘り、2560×1920のフルサイズ撮影時で、約3コマ/秒という高速連写を実現した「Hi連続撮影」モードも加わり、RAWモードで5枚、ファインモードで10枚まで撮影できるなど、素晴らしく撮影するのが楽しくなる機種でした。電池のもち以外は・・・(笑)でも、ぼくにとってはまだまだ現役ですよ。


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2010.04.11 Sun l デジタルカメラ l コメント (0) トラックバック (0) l top

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